便秘症とは、便が硬くて出にくい・排便の回数が少ない・排便に苦痛がある状態が続くことをいいます。こどもの便秘はよくある症状ですが、長引くとおなかの痛みや食欲不振、トイレへの恐怖心などにつながることがあります。

排便を我慢する習慣（遊びや学校でトイレをがまんする）、水分・食物繊維の不足、トイレトレーニングのストレス、生活リズムの乱れ、成長や環境の変化（離乳食・入園・入学などの変化）

排便回数が週に2回以下または3日以上出ない、硬くて太い便、排便時に痛がる・泣く、便をがまんするしぐさ、おむつや下着に便が少しずつ付く（便失禁）、お腹の張り、食欲低下

問診と診察で総合的に診断します。必要に応じて、腹部X線検査や血液検査を行うこともあります。

1. 生活習慣の改善（毎日決まった時間にトイレに座る習慣をつける、水分と食物繊維を意識しバランスの良い食事をする、適度な運動・規則正しい睡眠と食事をする、できたことを褒める）
2. 排便習慣の確立（便意をがまんしないよう声かけをする、痛みなく出せる状態を維持する）
3. 薬による治療（必要に応じて便をやわらかくするお薬、艦長、坐薬を使用する）